2018年7月1日、首都大学東京荒川キャンパスにて開催された「第15回東京都作業療法士学会」のレポートです。
第15回東京都作業療法士学会
日時
2018年7月1日
テーマ
「強みを活かす~作業療法だからできること~」
佐藤から
私はポスター発表で「復職支援における急性期症状への関わり-事例からの考察-」を発表してきました。
リワークで急性期?
という方がいるかもしれませんが、
もちろん、
デイケアや外来通所でも急性期症状を呈する
患者さんはいらっしゃいますよね。
その患者さんに、CBTをベースにした面接(いつもそうなんですが笑)と、SSTを活用した、発表です。
リワークは症状が軽い患者さんが参加するものと思われがちです。
残念ながら、医療従事者でもそのような声があがります。
これもある種の偏見だとは思います。
そのようなことに対しての、アンチテーゼ的発表であったかもしれません。
しかし、
さらに憂慮すべきことがありました。
それは精神科領域における発表等の少なさです。
5大疾病に精神疾患が指定され、がんや脳卒中などをおさえて、あっというまに筆頭になってしまいました。
にも、かかわらず、この結果は由々しきことじゃないのかと。
学会がすべてではない。という批判は甘んじて受ける次第ですが、それにしても一国の首都の学会発表の場としては、散々だったのではないでしょうか。
他にも、
作業療法協会に精神科の作業療法士が参加するメリットが少ないことも懸念材料だと思いました。
支援者支援をテーマにしているアームズラボとしては心配です。
この問題、一緒に考えてみませんか?